バックグラウンド通信を減らしたいときは、まず「どのアプリが見えないところで通信しているか」を確認し、そのうえでiPhoneなら「Appのバックグラウンド更新」や「省データモード」、Androidなら「データセーバー」やアプリ別の通信設定を見直すのが基本です。
バックグラウンド通信を減らすと、データ通信量を抑えやすくなります。ただし、設定を厳しくしすぎると、通知が遅れたり、写真の同期が止まったり、必要なアプリが使いにくくなることもあります。この記事では、iPhone・Androidの両方で確認したい設定を、初心者向けに整理します。
ポイント
- バックグラウンド通信とは、アプリを開いていない間にも行われる通信のこと
- データ通信量を減らしたい人は、動画・SNS・写真バックアップ系アプリから確認する
- iPhoneは「Appのバックグラウンド更新」と「省データモード」を見直す
- Androidは「データセーバー」とアプリ別のバックグラウンド通信を確認する
バックグラウンド通信とは?
バックグラウンド通信とは、アプリを開いて操作していない間にも、スマホの裏側で行われる通信のことです。
たとえば、ニュースアプリが新しい記事を読み込む、SNSアプリが通知を受け取る、写真アプリが画像をクラウドに保存する、メールアプリが新着メールを確認する、といった動きが当てはまります。
便利な機能ですが、アプリの数が多かったり、写真・動画の同期が多かったりすると、知らないうちにデータ通信量が増えることがあります。
バックグラウンド通信を減らす前に確認すること
設定を変える前に、まずはデータ通信量が多いアプリを確認しましょう。原因になっているアプリが分かると、必要なところだけを見直しやすくなります。
iPhoneで確認する場所
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップする
- アプリごとのモバイルデータ通信量を確認する
一覧の中で、動画アプリ、SNSアプリ、クラウド写真アプリ、地図アプリなどの使用量が多い場合は、そのアプリの設定を優先して確認するとよいでしょう。
Androidで確認する場所
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」または「接続」を開く
- 「インターネット」「モバイルネットワーク」「データ使用量」などを確認する
- アプリごとのデータ使用量を確認する
Androidはメーカーや機種によって表示名が異なります。見つからない場合は、設定アプリ内の検索で「データ使用量」「モバイルデータ」「データセーバー」などを入力して探してみましょう。
注意点
- スマホ本体のデータ使用量は、通信会社の計測と完全に一致しない場合があります。
- 正確な残りデータ容量や速度制限の状況は、契約中の通信会社アプリやマイページも確認しましょう。
- 通知が必要なアプリまで制限すると、連絡や決済などで困ることがあります。
iPhoneでバックグラウンド通信を減らす方法
iPhoneでは、「Appのバックグラウンド更新」「省データモード」「アプリごとのモバイル通信」を見直すと、バックグラウンド通信を抑えやすくなります。
Appのバックグラウンド更新を見直す
「Appのバックグラウンド更新」は、アプリを開いていない間に新しい情報を確認するための機能です。すべてを止める必要はありませんが、常に更新されなくても困りにくいアプリは見直し候補になります。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップする
- 「Appのバックグラウンド更新」を開く
- 「オフ」「Wi-Fi」「Wi-Fiとモバイルデータ通信」から選ぶ
データ通信量を抑えたい場合は、「Wi-Fi」にするか、アプリごとに不要なものをオフにする方法があります。ニュース、買い物、動画、SNSなど、常に更新されなくても困りにくいアプリから確認すると進めやすいです。
省データモードをオンにする
iPhoneの「省データモード」は、バックグラウンドでのネットワーク使用量を抑え、通信量を節約しやすくする設定です。
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップする
- 「通信のオプション」または「モバイルデータ通信のオプション」を開く
- 「データモード」をタップする
- 「省データモード」を選ぶ
省データモードでは、自動更新やバックグラウンド更新、コンテンツの読み込みなどが控えめになる場合があります。データ容量が少ないプランを使っている人や、月末にギガが足りなくなりやすい人は確認しておきたい設定です。
アプリごとのモバイル通信をオフにする
iPhoneでは、アプリごとにモバイルデータ通信のオン・オフを切り替えられます。外出先では使わないアプリをオフにしておくと、モバイル通信での使用を抑えやすくなります。
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップする
- アプリ一覧を確認する
- 外出先で使わないアプリのスイッチをオフにする
ただし、地図、決済、交通、連絡用アプリなどは、外出先で急に必要になることがあります。節約だけを優先せず、必要なアプリはオンのままにしておきましょう。
Androidでバックグラウンド通信を減らす方法
Androidでは、「データセーバー」とアプリごとのバックグラウンド通信設定を見直すのが基本です。
データセーバーをオンにする
データセーバーをオンにすると、多くのアプリやサービスがバックグラウンドでモバイルデータ通信を使いにくくなります。外出先でのデータ通信量を抑えたい人に向いています。
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「データセーバー」を開く
- 「データセーバーを使用」をオンにする
機種によっては、「接続」「モバイルネットワーク」「データ使用量」などの中に項目があります。表示名が違う場合は、設定アプリ内で「データセーバー」と検索してみましょう。
必要なアプリは例外設定にする
データセーバーをオンにすると、通知や同期が遅れることがあります。連絡用アプリ、仕事のチャット、決済、見守り、防災系アプリなどは、必要に応じて例外設定を確認しましょう。
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「データセーバー」を開く
- 「無制限のデータアクセス」などを開く
- 必要なアプリをオンにする
この設定を使うと、データセーバーを使いながら、必要なアプリだけはバックグラウンドでもモバイル通信を使いやすくできます。
アプリごとのバックグラウンドデータを制限する
Androidでは、アプリごとにバックグラウンドデータの使用を制限できる場合があります。データ使用量が多いアプリが分かったら、そのアプリの設定を確認しましょう。
- 「設定」アプリを開く
- 「アプリ」をタップする
- 対象のアプリを選ぶ
- 「モバイルデータとWi-Fi」または「データ使用量」を開く
- 「バックグラウンドデータ」などを確認する
この項目も機種によって名前が変わります。見つからない場合は、メーカーの公式ヘルプや通信会社の案内も確認してください。
バックグラウンド通信を減らすときに見直したいアプリ
バックグラウンド通信を減らすときは、すべてのアプリを一気に制限するより、通信量が大きくなりやすいアプリから確認するのがおすすめです。
- 動画アプリ
- SNSアプリ
- ニュースアプリ
- 音楽アプリ
- 写真・動画のバックアップアプリ
- クラウドストレージアプリ
- 買い物アプリ
特に、写真や動画の自動バックアップは通信量が大きくなりやすいです。アプリ内で「Wi-Fi接続時のみアップロード」「モバイルデータ通信を使わない」などの設定がないか確認しましょう。
制限しすぎない方がよいアプリ
通信量を減らしたい場合でも、次のようなアプリは慎重に扱いましょう。
- 家族や仕事の連絡に使うメッセージアプリ
- 電話・SMS・メールアプリ
- 決済アプリ
- 地図・交通系アプリ
- 防災・見守りアプリ
- 認証アプリ
これらを制限すると、通知が遅れたり、外出先で必要な情報を受け取れなかったりすることがあります。大切なアプリはそのままにし、使用量が多くても急ぎで使わないアプリから調整すると安心です。
よくある質問
バックグラウンド通信をオフにすると通知は来なくなりますか?
アプリや設定によっては、通知が遅れることがあります。完全に来なくなるとは限りませんが、連絡用アプリや仕事で使うアプリは、設定変更後に通知が問題なく届くか確認しましょう。
バックグラウンド通信を減らすとスマホ代は必ず安くなりますか?
必ず安くなるとは言えません。データ容量の追加購入をしている人や、容量超過で速度制限にかかりやすい人は見直しにつながる可能性がありますが、料金への影響は契約プランによって変わります。
iPhoneとAndroidで設定名は同じですか?
同じではありません。iPhoneでは「Appのバックグラウンド更新」「省データモード」、Androidでは「データセーバー」「バックグラウンドデータ」などの名前で表示されることが多いです。機種やOSのバージョンによっても異なります。
設定を変えてもデータ通信量が減らない場合は?
動画視聴、SNSの自動再生、テザリング、クラウドバックアップなどが原因になっている可能性があります。アプリ内の画質設定や自動再生設定もあわせて確認しましょう。
まとめ
バックグラウンド通信を減らすには、まずアプリごとのデータ使用量を確認し、通信量が多いアプリから設定を見直すのが基本です。
iPhoneでは「Appのバックグラウンド更新」「省データモード」「アプリごとのモバイル通信」、Androidでは「データセーバー」「無制限のデータアクセス」「アプリごとのバックグラウンドデータ」を確認しましょう。
ただし、通知や同期が必要なアプリまで制限すると、使い勝手が悪くなることがあります。動画、SNS、クラウドバックアップなどから少しずつ調整し、必要なアプリは例外にするのが安心です。
設定画面の名前や場所は、OSのバージョンや機種によって変わることがあります。迷った場合は、スマホメーカーや通信会社の公式ヘルプも確認しながら進めてください。
