モバイルデータ通信をオフにしても困りにくいのは、自宅や職場のWi-Fiにつながっているとき、動画や写真のアップロードをWi-Fiだけで行いたいとき、外出先で特定のアプリを使わないと決めているときです。
ただし、モバイルデータ通信をオフにすると、Wi-Fiがない場所ではインターネット通信ができなくなります。地図、決済、連絡用アプリ、交通情報などが使いにくくなることもあるため、場面を選んで使うことが大切です。
この記事では、モバイルデータ通信をオフにしても困りにくい場面、困りやすい場面、iPhone・Androidで確認したい設定を初心者向けに整理します。
ポイント
- Wi-Fiにつながっている場所では、モバイルデータ通信をオフにしても困りにくい
- 外出先では、地図・決済・連絡用アプリが使えなくなる可能性に注意する
- 完全にオフにするより、アプリごとにモバイル通信をオフにする方法もある
- 不安な場合は、省データモードやデータセーバーから試すと調整しやすい
モバイルデータ通信をオフにするとどうなる?
モバイルデータ通信をオフにすると、携帯会社の回線を使ったインターネット通信を止める形になります。
Wi-Fiに接続している場合は、Webサイトの閲覧、動画視聴、メール、メッセージアプリなどをWi-Fi経由で使えることがあります。一方で、Wi-Fiがない場所では、インターネットを使うアプリが利用しにくくなります。
たとえば、外出先でモバイルデータ通信をオフにしていると、地図の読み込み、QRコード決済、メッセージアプリ、SNS、乗換案内、ネット検索などが使えない、または情報を更新できない場合があります。
つまり、モバイルデータ通信オフは「ギガを使わないようにする強めの設定」です。節約には役立つ一方で、外出先では不便さも出やすい設定と考えておきましょう。
モバイルデータ通信をオフにしても困りにくい場面
モバイルデータ通信をオフにしても困りにくいのは、Wi-Fiが安定して使える場面です。
自宅のWi-Fiにつながっているとき
自宅で光回線やホームルーターのWi-Fiにつながっているときは、モバイルデータ通信をオフにしても困りにくいです。
動画視聴、SNS、写真のバックアップ、アプリ更新などをWi-Fiで行えば、スマホのデータ容量を使わずに済みます。自宅にいる時間が長い人は、Wi-Fi接続を確認したうえでモバイルデータ通信をオフにする使い方もあります。
職場や学校のWi-Fiを使えるとき
職場や学校など、安定したWi-Fiが使える場所でも、モバイルデータ通信をオフにして困りにくい場合があります。
ただし、職場や学校のWi-Fiでは、利用できるサービスに制限があることもあります。仕事用の連絡や認証アプリなどに影響がないか、必要な範囲で確認しておきましょう。
動画や写真のアップロードをWi-Fiだけにしたいとき
写真や動画の自動アップロード、動画のダウンロード、アプリの更新などは、通信量が大きくなりやすいです。
これらをWi-Fi環境だけで行いたい場合、一時的にモバイルデータ通信をオフにしておくと、うっかり携帯回線で大きな通信をするのを避けやすくなります。
寝る前や作業に集中したいとき
寝る前や作業中に、SNSや動画アプリを使いすぎないようにしたいときも、モバイルデータ通信をオフにする方法があります。
ただし、連絡用アプリや緊急の通知まで届きにくくなる可能性があります。必要な連絡を受け取りたい場合は、完全に通信を止めるのではなく、通知設定やアプリごとの通信設定を見直す方が合うこともあります。
注意点
- モバイルデータ通信をオフにすると、Wi-Fiがない場所ではインターネット通信ができなくなります。
- 決済アプリ、地図アプリ、交通系アプリ、連絡用アプリが必要な場面では慎重に使いましょう。
- 通信会社の料金・速度制限・データ容量の扱いは契約内容によって異なるため、公式アプリやマイページも確認してください。
モバイルデータ通信をオフにすると困りやすい場面
外出先では、モバイルデータ通信をオフにすると困る場面があります。特に次のような場面では注意しましょう。
地図や乗換案内を使うとき
地図アプリや乗換案内は、現在地、経路、交通情報、周辺施設などを読み込むために通信を使います。
オフラインマップを保存していても、交通情報や最新の経路検索などは使えない場合があります。初めて行く場所や移動中は、モバイルデータ通信を完全にオフにする前に必要な情報を確認しておきましょう。
QRコード決済やネット決済を使うとき
QRコード決済、ポイントアプリ、ネット決済、会員証アプリなどは、通信が必要になることがあります。
レジ前で通信できないと支払いに困ることがあります。外出先でキャッシュレス決済を使う予定がある日は、モバイルデータ通信をオンにしておく方が安心です。
家族や仕事の連絡を受けたいとき
メッセージアプリ、メール、仕事のチャットアプリなどは、インターネット通信が必要です。
Wi-Fiがない場所でモバイルデータ通信をオフにしていると、新着メッセージが届かない、通知が遅れる、添付ファイルを開けないといったことがあります。重要な連絡を待っているときは注意しましょう。
災害情報や防災アプリを使うとき
防災アプリ、天気アプリ、ニュースアプリなどは、最新情報を取得するために通信を使います。
災害時や悪天候時は、通信量の節約よりも情報を受け取れることが大切な場面もあります。必要な通知が届くよう、設定を厳しくしすぎないようにしましょう。
完全にオフではなく、アプリごとにオフにする方法もある
モバイルデータ通信を完全にオフにすると不便な場合は、アプリごとにモバイル通信をオフにする方法もあります。
たとえば、外出先では動画アプリや写真バックアップアプリを使わないけれど、地図や決済アプリは使いたい場合があります。このようなときは、必要なアプリはオンのままにし、通信量が大きくなりやすいアプリだけオフにすると調整しやすいです。
アプリ別にオフにしやすいもの
- 動画アプリ
- 音楽アプリのダウンロード機能
- 写真・動画のクラウドバックアップアプリ
- SNSアプリ
- ゲームアプリ
- ニュースや買い物アプリ
反対に、地図、決済、交通、連絡、防災、認証アプリなどは、外出先で必要になることがあります。通信量だけで判断せず、使う場面を考えて設定しましょう。
iPhoneでモバイルデータ通信をオフにする方法
iPhoneでは、モバイルデータ通信全体をオフにする方法と、アプリごとにオフにする方法があります。
モバイルデータ通信全体をオフにする
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」をタップする
- 「モバイルデータ通信」をオフにする
複数のSIMやeSIMを使っている場合は、回線ごとに表示や操作が分かれることがあります。仕事用・個人用など複数回線を使っている人は、どの回線を変更しているか確認しましょう。
アプリごとにモバイル通信をオフにする
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」をタップする
- 画面を下にスクロールする
- アプリ一覧から、モバイル通信を使わせたくないアプリをオフにする
この設定をオフにしたアプリは、基本的にWi-Fi接続時だけ通信する形になります。外出先で使う可能性があるアプリまでオフにしないよう注意しましょう。
Androidでモバイルデータ通信をオフにする方法
Androidでも、モバイルデータ通信全体をオフにできます。ただし、メーカーや機種によって設定名や場所が異なります。
モバイルデータ通信全体をオフにする一般的な手順
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」または「接続」をタップする
- 「SIM」「モバイルネットワーク」「データ使用量」などを開く
- 「モバイルデータ」または「モバイルデータ通信」をオフにする
クイック設定パネルからモバイルデータを切り替えられる機種もあります。見つからない場合は、設定アプリ内で「モバイルデータ」「データ使用量」などを検索してみましょう。
Androidではデータセーバーも選択肢
完全にモバイルデータ通信をオフにするのが不安な場合は、データセーバーを使う方法もあります。
データセーバーをオンにすると、多くのアプリがバックグラウンドでモバイルデータ通信を使いにくくなります。必要なアプリは例外設定できる場合もあるため、「完全に止めるのは困るけれど、通信量は抑えたい」という人に向いています。
機内モードとの違い
モバイルデータ通信オフと機内モードは、似ているようで違います。
モバイルデータ通信オフは、携帯回線を使ったインターネット通信を止める設定です。Wi-Fiに接続すれば、Wi-Fi経由のインターネット通信は使える場合があります。
一方、機内モードは、スマホの通信機能をまとめて制限するための設定です。機内モード中でもWi-Fiを個別にオンにできる場合がありますが、通常の利用とは動きが異なることがあります。
通信量を節約したいだけなら、まずはモバイルデータ通信オフ、アプリごとの通信オフ、省データモード、データセーバーなどから確認する方が分かりやすいです。
モバイルデータ通信をオフにする前のチェックリスト
外出前にモバイルデータ通信をオフにする場合は、次の点を確認しておくと安心です。
- 外出先でWi-Fiを使える場所があるか
- 地図や乗換案内を使う予定がないか
- QRコード決済や会員証アプリを使う予定がないか
- 家族や仕事の連絡をすぐ受け取る必要がないか
- 防災・天気・交通情報の通知を受け取る必要がないか
- オフラインで使える地図やメモを準備しているか
不安がある場合は、完全にオフにせず、動画アプリや写真バックアップアプリなど通信量が大きいものだけアプリ別にオフにする方法から試しましょう。
よくある質問
モバイルデータ通信をオフにするとWi-Fiも使えなくなりますか?
基本的には、モバイルデータ通信をオフにしてもWi-Fiは別に使えます。Wi-Fiに接続していれば、インターネットを使える場合があります。ただし、Wi-Fiがない場所では通信できないアプリが増えます。
モバイルデータ通信をオフにすると電話も使えませんか?
音声通話やSMSの扱いは、契約内容、端末、通信方式、設定によって異なる場合があります。インターネットを使う通話アプリやメッセージアプリは、Wi-Fiがないと使えないことがあります。不安な場合は、契約している通信会社の案内を確認しましょう。
モバイルデータ通信をオフにすればスマホ代は必ず安くなりますか?
必ず安くなるとは言えません。データ容量の追加購入をしている人や、段階制プランを使っている人は見直しにつながる可能性がありますが、定額プランでは月額料金が変わらない場合もあります。契約内容を確認しましょう。
毎日オフにした方がいいですか?
毎日オフにする必要があるとは限りません。自宅ではWi-Fi中心、外出先では必要なアプリだけ使うなど、自分の生活に合わせて調整するのがおすすめです。まずは通信量が多いアプリを確認してから判断しましょう。
まとめ
モバイルデータ通信をオフにしても困りにくいのは、自宅や職場など安定したWi-Fiがある場所、動画や写真アップロードをWi-Fiだけで行いたい場面、外出先で特定のアプリを使わないと決めている場面です。
一方で、外出先では地図、決済、交通、連絡、防災アプリなどが必要になることがあります。モバイルデータ通信を完全にオフにすると、こうしたアプリが使いにくくなる可能性があります。
不安な場合は、全体をオフにするのではなく、通信量が多いアプリだけをオフにする、省データモードやデータセーバーを使う、といった方法から始めると調整しやすいです。
スマホの設定名や場所は、iOS・Androidのバージョン、機種、契約回線によって変わることがあります。迷ったときは、端末メーカーや通信会社の公式案内も確認しながら進めましょう。
