※この記事は、特定の出来事に対する結論や対処法を示すものではありません。気持ちが揺れていた時期に、私自身が考えていたこと・感じていたことを整理した個人的な記録です。
何か大きな出来事が起きたあと、「どうするべきか」を決められない夜が続くことがあります。頭では考えなければいけないと分かっているのに、心がついてこない。そんな時間を、私は何度も過ごしました。
この文章は、答えが出なかった頃の私の思考を、そのまま残したものです。
「決めなきゃ」と思うほど、動けなくなった
何かが起きると、周りからは「どうするの?」「決めた?」と聞かれることがあります。でも、その問い自体が重く感じる時期がありました。
決断=強さ、のように扱われることもありますが、私にとっては「今は決められない」という状態も、ひとつの正直な反応でした。
頭で考えることと、心が感じることがズレていた
理屈では理解できることでも、感情は別の方向を向いていることがあります。冷静になろうとしても、夜になると不安が戻ってくる。その繰り返しでした。
私はそのズレを、「自分が弱いから」だと思っていました。でも今振り返ると、ただ時間が足りなかっただけだったのかもしれません。
誰かの正解を借りたくなる気持ち
検索をすれば、たくさんの「正解」が出てきます。こうすべき、これは危険、これは普通。どれもそれらしく見えて、余計に混乱しました。
私は本当は、答えが欲しかったというより、「今の気持ちを否定されない場所」が欲しかったのだと思います。
何もしない時間が、少しずつ気持ちを整えた
すぐに動かなくてもいい、と自分に許したとき、呼吸が少し楽になりました。何かを決めない時間は、無駄ではなかったと思います。
その間に、自分が何に一番疲れていたのか、何が怖かったのかが、少しずつ見えてきました。
今も、完全な答えは出ていない
正直に言うと、今も「これが正解だった」と言える状態ではありません。ただ、当時よりも自分の感情を雑に扱わなくなりました。
答えが出ない時間も、人生の一部。そう思えるようになったこと自体が、私にとっては大きな変化でした。
もし、同じように「決められない夜」を過ごしている人がいたら、無理に答えを出そうとしなくていい、ということだけは伝えたいです。
この思考が生まれたきっかけについては、こちらの記事で書いています。
