「晴雨兼用傘」の読み方は、正式には「せいうけんよう(がさ/かさ)」が基本です。一方で、天気予報や店頭など“意味の伝わりやすさ”を優先する場面では「はれあめけんよう」と読まれることも増えています。
この記事では、どちらが正しいのか/なぜ2通りあるのか/場面ごとの使い分けを、辞書の定義や放送での読み替えの考え方を手がかりに、短く分かりやすく整理します。
先に答え(最短まとめ)
- 正式・文書・ビジネス:晴雨兼用(せいうけんよう)
- 会話・接客・放送(伝わりやすさ重視):晴れ雨兼用(はれあめけんよう)も自然
- 迷ったら:文章は「せいうけんよう」、口頭は相手に合わせる
「晴雨兼用傘」の読み方は2つある(早見表)
現在の実用上、「晴雨兼用傘」は次の2通りの読みが流通しています。
| 読み方 | 向いている場面 | ポイント |
|---|---|---|
| せいうけんよう(がさ/かさ) | 公的文書・社内文書・カタログ・仕様書 | 漢字熟語としての読み(音読み)で整う |
| はれあめけんよう(がさ/かさ) | 天気予報・接客・日常会話・店頭POP | 意味が一瞬で伝わる(晴れ+雨) |
結論として、「正式はせいうけんよう」、ただし口頭では“はれあめ”も十分通じる——これが最もトラブルが少ない整理です。
なぜ正式は「せいうけんよう」なのか(辞書根拠:晴雨=セイウ)
「晴雨(せいう)」は国語辞典でも一般的にセイウとして立項されています。たとえばデジタル大辞泉では「晴雨(読み)セイウ」として、「晴天と雨天。晴れと雨」と説明されています。
つまり「晴雨兼用」を漢字熟語として読むなら、晴雨=せいう、兼用=けんよう で、自然に「せいうけんよう」となります。
(参考)辞書の定義:晴雨(せい‐う)
「音読みでそろえる」と文章がきれいに整う
文書・見出し・商品仕様など、“表記としての統一感”が必要な場面では、音読みでそろえた「せいうけんよう」のほうが扱いやすい傾向があります。
なぜ放送や店頭では「はれあめけんよう」が使われるのか
一方で放送や接客は、文字よりも耳で理解するスピードが重要です。「せいう」は意味を変換する一拍が必要な人もいるため、直感的に伝わる「はれあめ」が選ばれることがあります。
放送では「聞き間違いを避けるために読み替える」文化がある
放送の現場では、同じ音で紛らわしい語を避けるために、あえて読み方を調整する例が知られています。たとえば「市立/私立」を文脈に応じて読み分けるといった考え方は、放送での“伝わりやすさ”の代表例として紹介されています。
「はれあめ」は“説明になっている”ので誤解が起きにくい
「晴れ雨兼用」と言えば、初見の人にも晴れの日にも雨の日にも使えることがすぐ伝わります。店頭POPや口頭案内では、この“説明力”がメリットになります。
表記のコツ:「晴雨兼用」と「晴れ雨兼用」
読み方の混乱を減らすには、表記を少し工夫すると効果的です。
- 晴雨兼用(せいうけんよう):正式名称・文書向き
- 晴れ雨兼用(はれあめけんよう):一般向け・読み間違い防止に強い
サイトや商品説明で迷う場合は、「晴雨兼用(せいうけんよう)」のように、最初だけふりがな(括弧)を添えるのが無難です。
補足:晴雨兼用傘と雨晴兼用傘の違い(機能の話)
検索では「晴雨兼用傘」とあわせて「雨晴兼用傘」もよく見かけます。両者は似ていますが、成り立ち(主目的)が違うと説明されることがあります。
- 晴雨兼用傘:基本は日傘(日差し対策)で、雨でも使えるように加工したもの
- 雨晴兼用傘:基本は雨傘(雨対策)で、UV加工などを付けたもの
現在は技術の進歩で差が小さい商品も増えていますが、目的(遮光・遮熱を重視するのか/雨の耐久を重視するのか)で選ぶと失敗が減ります。
よくある質問(FAQ)
Q. 「晴雨兼用傘」の読み方、1つに決めるならどっち?
A. 文章や正式表記なら「せいうけんようがさ(かさ)」が無難です。会話なら相手に合わせて「はれあめ」でも問題ありません。
Q. 天気予報で「はれあめけんよう」と言っていたけど間違い?
A. 間違いというより、意味が即座に伝わる読みとして採用されることがあります。
Q. 「がさ」と「かさ」どっちが正しい?
A. どちらも一般的に使われます。放送や会話では「かさ」が多め、くだけた会話では「がさ」も自然です。
まとめ
- 正式な読みは「晴雨兼用=せいうけんよう」
- 放送・接客では「はれあめけんよう」も“伝わりやすさ重視”で使われる
- 迷ったら文書=せいう/口頭=相手に合わせるでOK
- ついでに、晴雨兼用と雨晴兼用は“主目的”が違うと説明されることがある
参照した資料・更新情報
- 辞書:晴雨(読み:セイウ)— 国語辞典の定義(デジタル大辞泉)
- 放送での読み分けの考え方(聞き間違い回避の例:市立/私立)
- 晴雨兼用傘と雨晴兼用傘の違い(気象メディアの解説)
更新日:2026-01-11
作成方針:読み方(言葉の定義)→使い分け(場面)→誤解しやすい補足(機能差)まで、検索意図を1ページで解決する構成にしています。
