23歳で結婚するメリットとデメリットを実体験から解説

23歳で結婚することに不安を感じている方は少なくありません。周囲の友人が独身で自由に過ごしている中、自分だけ早く結婚していいのだろうかと悩むのは自然な感情です。実際に23歳で結婚した方々の体験談を見ると、金銭面での苦労はあったものの、若いうちに子育てを始められる体力的なメリットや、夫婦で一緒に成長できる喜びを実感している声が多く聞かれます。

現代では晩婚化が進んでいるため、20代前半での結婚は「早い」と感じられがちです。しかし社会人として働き、経済的な基盤がある程度整っていれば、年齢だけで判断する必要はありません。大切なのは周囲の目ではなく、自分自身が納得して決断できているかどうかです。この記事では実際に23歳で結婚した方々の経験をもとに、具体的なメリットとデメリットを詳しく紹介していきます。

目次

23歳で結婚することは早すぎるのか

23歳での結婚が早すぎるかどうかは、個人の価値観や生活状況によって大きく異なります。学生時代に結婚するなら確かに早いと言えますが、社会人として働いている場合は状況が変わってきます。

日本では晩婚化が進んでおり、初婚年齢の平均は男性が31歳前後、女性が29歳前後となっています。この数字だけを見ると23歳は確かに早く感じられますが、法律上は問題なく、本人たちの準備が整っていれば何も問題はありません。

現代における23歳結婚の割合と世間の評価

厚生労働省の人口動態統計によると、23歳で結婚する人の割合は全体の約5%程度となっています。決して多数派ではありませんが、珍しいわけでもありません。20代前半で結婚する理由として多いのは、学生時代からの交際相手との結婚、転勤や転職のタイミングに合わせた決断、出産を若いうちに経験したいという希望などです。

世間の評価について気にする方は多いですが、実際に23歳で結婚した方々の体験談を見ると「おめでとう」「しっかりしているね」という肯定的な反応がほとんどでした。職場の上司や先輩からは「若くて羨ましい」「体力があるうちに子育てできていい」という声が寄せられることが多いようです。

一方で友人からは「まだ遊びたくないの?」「もったいない」という反応もあります。ただしこれは相手の価値観の違いであり、あなたの選択が間違っているわけではありません。結婚した後も友人関係は続きますし、むしろ先に結婚した経験が周囲の役に立つこともあります。地方都市では23歳での結婚は都市部ほど珍しくなく、自然に受け入れられる傾向があります。

社会人として働いている場合は問題ないという意見

大学や専門学校を卒業し、社会人として働いている場合、23歳での結婚に反対する意見は少なくなります。経済的に自立しており、仕事の責任も理解している状態であれば、結婚生活を送る基盤は整っていると考えられるためです。

実際に23歳で結婚した方の中には、上場企業に勤務していた、資格を持って専門職に就いていた、という事例が多く見られます。職業的な安定があることで、周囲も安心して祝福してくれる傾向があります。両親も「仕事が決まっているなら」「転職先が見つかってから」という条件付きで賛成するケースが一般的です。

新卒で入社して1年から2年程度経過していれば、社会人としての基本的なマナーや仕事の進め方は身についています。この時期に結婚することで、仕事と家庭のバランスを早い段階から学べるという利点があります。ただし転職を考えている場合は、新しい職場で最低1年は働いてから結婚する方が安定するという意見も多く聞かれます。

法的には問題なく個人の判断次第という考え方

日本の民法では、18歳以上であれば男女ともに結婚できると定められています。23歳は法律上何の制限もない年齢であり、結婚する資格は十分にあります。周囲の意見を参考にすることは大切ですが、最終的な判断は本人たちが下すべきものです。

「一般的にどう思われるか」を気にする方は多いですが、この質問自体が「自分の決断に自信が持てていない」サインかもしれません。結婚は他人の評価のためにするものではなく、自分と相手の幸せのために選択するものです。周囲の目を気にしすぎている段階では、まだ結婚の準備ができていない場合もあります。

逆に「この人と一緒に人生を歩みたい」という確信があり、経済的な計画も立てられているなら、年齢は大きな問題になりません。20年前、30年前と比べて晩婚化は進んでいますが、それは選択肢の一つであり、全員がその流れに従う必要はないのです。自分たちにとってのベストタイミングを見極めることが何より重要になります。

23歳で結婚した人が感じたメリット

実際に23歳で結婚した方々の体験談を見ると、金銭面での苦労はありながらも、多くのメリットを実感している声が目立ちます。体力がある時期に子育てができること、お互いに柔軟性が高く生活習慣の擦り合わせがしやすいこと、祖父母が元気なうちに結婚式を挙げられることなどが代表的な利点として挙げられています。

子育てを若いうちに始められる体力的な利点

23歳で結婚すると、20代半ばから後半にかけて出産・子育てを経験できます。この時期は身体的にも精神的にも最も充実している年代であり、育児に必要な体力を十分に持っています。夜中の授乳や夜泣き対応、公園での外遊びなど、体力を消耗する場面が多い子育てにおいて、若さは大きなアドバンテージになります。

30代後半や40代で初めて出産する方と比較すると、睡眠不足への耐性、体の回復力、子どもと一緒に動き回れる持久力などに明確な差が出てきます。20代での出産は医学的にも母体への負担が少なく、産後の回復が早い傾向があります。不妊治療のリスクも低く、自然妊娠できる確率が高いこともメリットの一つです。

子どもが複数欲しい場合、若いうちに1人目を産んでおくと、2人目、3人目のタイミングも取りやすくなります。年齢が近い兄弟姉妹を育てるのは大変ですが、まとめて子育て期間を終えられるため、その後のキャリア形成や夫婦の時間に余裕が生まれます。

20代での出産は体力的に有利で回復も早い

医学的な観点から見ると、20代は妊娠・出産に最も適した時期とされています。卵子の質が良好であり、妊娠率が高く、流産や染色体異常のリスクが低い年代です。出産時の体への負担も比較的少なく、会陰切開の傷の治りや子宮の回復が早い傾向があります。

産後の育児では睡眠不足が続きますが、20代の体は回復力が高く、短時間の睡眠でも翌日に響きにくいという特徴があります。3時間おきの授乳や夜泣き対応を何ヶ月も続けるのは相当な体力勝負です。体力があるうちに子育てを始めることで、精神的な余裕も生まれやすくなります。

産後の体型戻しについても、代謝が良い20代は有利です。妊娠中に増えた体重を落としやすく、骨盤の戻りも早い傾向があります。授乳期間中は体重が自然と減っていくケースも多く、産後ダイエットに苦労する確率が低くなります。乳がんのリスクについても、若い時期の出産経験がリスク低減につながるという研究結果が報告されています。

40代で子育てが終わり老後資金の準備期間が長い

23歳で結婚し、25歳前後で出産した場合、子どもが成人するのは45歳前後になります。この時期はまだ体力も気力も充実しており、第二の人生を楽しむには最適なタイミングです。子どもの教育費負担から解放され、夫婦二人の時間を取り戻せる年齢としては非常に若いと言えます。

教育費のピークである大学進学期間が終わるのも40代後半です。この後、定年までの15年から20年間を老後資金の準備に充てられます。住宅ローンも若いうちに組めば、定年前に完済できる計算になります。老後2000万円問題と言われる資金不足の心配も、準備期間が長ければ計画的にクリアできる見込みが高まります。

子育てが終わった40代後半から50代は、キャリアの集大成を迎える時期でもあります。子どもの学校行事や部活動の送迎に時間を取られることなく、仕事に集中できる環境が整います。管理職としての責任ある立場になっても、家庭の心配が少なく業務に専念できることは大きなメリットです。趣味や旅行を楽しむ時間的・経済的余裕も生まれ、充実したセカンドライフを送れる基盤が作られます。

生活環境の変化に柔軟に対応できる年齢

23歳という年齢は、まだ一人暮らしや実家暮らしの習慣が固まりきっていない時期です。長年続けてきた生活スタイルが染み付いていないため、相手の生活習慣に合わせることに抵抗が少なく、新しい生活リズムを作りやすいという特徴があります。

30代後半や40代で結婚する場合、それぞれが長年築いてきた生活スタイルがあるため、折り合いをつけるのに時間がかかることがあります。食事の時間、就寝時刻、休日の過ごし方、掃除の頻度など、細かい生活習慣の違いが積み重なってストレスになるケースも少なくありません。

若いうちの結婚では、お互いに「これから二人で作っていく」という意識が強く、譲歩することへの抵抗感が少ない傾向があります。家事の分担方法や家計の管理方法なども、ゼロから二人で決めていけるため、どちらかが一方的に我慢する状況になりにくいのです。

価値観の擦り合わせが若い方が容易

結婚生活では金銭感覚、家事の優先順位、子育ての方針、親戚付き合いの距離感など、様々な価値観のすり合わせが必要になります。若い時期は自分の考え方が固定化されておらず、相手の意見を受け入れる柔軟性が高い状態です。

20代前半は社会人としての経験も浅く、仕事での立場もそれほど高くないため、プライドが邪魔をして意見を曲げられないという状況が起きにくくなります。お互いに未熟な部分があることを認め合い、話し合いながら落としどころを見つけていく姿勢を持ちやすい年齢です。

お金の使い方についても、若いうちは収入が少ないため、節約生活を当たり前のものとして受け入れられます。贅沢を知らない状態から二人で生活をスタートさせることで、分相応な生活水準を維持しやすくなります。後から生活レベルを下げるのは難しいですが、最初から低い水準で始めれば苦痛に感じません。将来的に収入が増えたときの喜びも大きく、二人で成長している実感を得やすくなります。

お互いに成長しながら家庭を築ける

23歳での結婚では、キャリアも人間関係も発展途上の段階です。仕事での昇進、転職、スキルアップなどを夫婦で一緒に経験し、支え合いながら成長していけます。配偶者の努力や成功を間近で見守り、喜びを共有できることは、夫婦の絆を深める大きな要素になります。

社会人としての基盤が完成してから結婚すると、それぞれが独立した個人として確立されているため、相手の成長に関与する機会が減ります。若いうちの結婚では、お互いの未熟さを補い合いながら、二人で一つの家庭を作り上げていく過程そのものが貴重な経験となります。

家事スキルについても、結婚当初はどちらも上手にできないことが多いため、一緒に学んでいく楽しさがあります。料理のレパートリーを増やす、掃除のコツを覚える、家計簿をつけて貯金する方法を身につけるなど、生活力を二人で高めていく経験は、後々まで良い思い出として残ります。

祖父母が元気なうちに結婚式ができる

23歳で結婚する場合、両家の祖父母がまだ健在で元気に動ける年齢であることが多くなります。結婚式に祖父母を招待し、晴れ姿を見てもらえることは、本人にとっても祖父母にとっても喜ばしい出来事です。

30代後半や40代で結婚する場合、祖父母が高齢で式に参加できない、既に亡くなっているというケースが増えてきます。自分が世話になった祖父母に感謝の気持ちを伝える機会として、結婚式は重要なイベントです。若いうちに結婚することで、この機会を逃さずに済みます。

出産についても同様で、曾孫の顔を見せることができる確率が高くなります。赤ちゃんを抱っこしてもらったり、一緒に写真を撮ったりする機会は、後から作ることができません。親世代も50代前後と若く、育児のサポートを頼みやすい状況にあることも大きなメリットです。

転職がしやすく貯金も計画的に進められる

23歳という年齢は、転職市場において「第二新卒」として扱われる時期です。社会人経験が浅いことがマイナスになりにくく、むしろポテンシャルを評価されて採用されるチャンスがあります。結婚を機に働き方を見直したい、より安定した企業に移りたいと考えた場合、若いうちの方が選択肢は広がります。

結婚後の転職では、配偶者の勤務地、家賃補助の有無、育休制度の充実度などを考慮に入れた就職活動が可能です。独身時代とは違った視点で仕事を選べるため、長期的なキャリアプランを立てやすくなります。企業側も既婚者の方が生活が安定しており、定着率が高いと評価する傾向があります。

貯金についても、若いうちから夫婦二人で協力して取り組むことで、計画的に資産を増やせます。独身時代は自由にお金を使っていた人でも、結婚を機に家計簿をつけ始める、無駄な支出を見直すなど、金銭感覚が変わることが多いものです。二人の収入を合わせて管理することで、一人では難しかった貯金目標も達成しやすくなります。

23歳で結婚した人が直面したデメリット

23歳での結婚には多くのメリットがある一方で、実際に経験した人たちが口を揃えて挙げるのが金銭面での苦労です。収入が少ない時期に家庭を持つことで、生活のやりくりに悩んだという声は非常に多く聞かれます。

金銭面での不安が最も大きい課題

23歳は社会人としてのキャリアがまだ浅く、給与水準も低い時期です。新卒から1年から3年程度の経験では、昇給もそれほど進んでおらず、月収は手取りで20万円前後という方が多いでしょう。夫婦二人の収入を合わせても、世帯年収が400万円から500万円程度に留まるケースが一般的です。

家賃、食費、光熱費、通信費などの基本的な生活費だけで月15万円から20万円は必要になります。そこに保険料、車の維持費、交際費などが加わると、毎月の収支はギリギリという状況に陥りやすくなります。結婚式や新婚旅行の費用、引っ越し費用、家具家電の購入など、結婚当初にまとまったお金が必要になることも大きな負担です。

急な出費に対応できる余裕がないため、冠婚葬祭や医療費などが発生すると家計が圧迫されます。友人の結婚式が続いた、車が故障して修理費がかかった、病気で入院したなど、予想外の支出に対する備えが十分でないことが不安の種になります。

若い時期の年収は低く生活が厳しい

大卒の初任給は月給20万円から22万円程度、専門学校卒では18万円から20万円程度が相場です。ここから税金や社会保険料が引かれると、手取りは16万円から18万円程度になります。夫婦で同じくらいの収入があったとしても、合計で32万円から36万円です。

一人暮らしなら問題なく生活できる金額でも、二人暮らしになると話は変わってきます。部屋が広い物件に住む必要があり、家賃が上がります。食費も二人分となれば月5万円から6万円はかかります。水道光熱費、インターネット料金、携帯電話代なども二人分必要です。

外食や娯楽を我慢する、服や化粧品は必要最低限にする、旅行は諦めるなど、生活のあちこちで節約を強いられます。同世代の独身の友人が自由にお金を使って楽しんでいる様子を見ると、羨ましく感じることもあるでしょう。ボーナスが出ても住民税の支払いや車検代に消えてしまい、貯金に回せないという状況も珍しくありません。

貯金が少ない状態でスタートする経済的リスク

社会人3年目までに貯められる金額は、頑張っても100万円から200万円程度です。結婚式や新生活の準備に使ってしまうと、手元に残る貯金はほとんどない状態になります。この状況で生活をスタートさせることは、経済的なリスクが高いと言わざるを得ません。

失業や病気、事故など、収入が途絶えるリスクに対する備えが不十分です。一般的には生活費の6ヶ月分程度の貯金があれば安心とされていますが、若い夫婦でこの金額を貯めているケースは少数派です。どちらかが仕事を失った場合、生活が立ち行かなくなる可能性があります。

子どもができた場合の経済的負担も大きな不安材料です。妊娠・出産には検診費用、入院費用など50万円から100万円程度の費用がかかります。出産後は育児用品の購入、保育園の費用、教育費など、継続的な支出が発生します。若いうちに子どもを持つことは体力的にはメリットですが、経済的には厳しい選択となります。

周囲の友人が独身で遊んでいる時期との違い

23歳で結婚すると、友人の多くはまだ独身で、恋愛や趣味、キャリアアップに時間とお金を使っている時期です。結婚した後も友人関係を維持することは可能ですが、生活のリズムや優先順位が大きく変わるため、疎遠になることもあります。

友人たちが週末に飲み会や旅行を企画しても、家庭の事情で参加できないことが増えてきます。夫婦の時間を大切にしたい、家事をこなす必要がある、配偶者の予定に合わせなければならないなど、独身時代のように自由に動けません。誘いを断り続けていると、次第に声がかからなくなることもあります。

SNSで友人たちの楽しそうな投稿を見て、自分だけ違う世界にいるような寂しさを感じることもあるでしょう。海外旅行、高級レストランでの食事、趣味への投資など、既婚者には難しい贅沢を楽しんでいる様子を見ると、結婚を後悔する瞬間があるかもしれません。

親戚付き合いや家庭内文化の調整に苦労する場合

結婚すると、相手の家族との付き合いが始まります。義理の両親、兄弟姉妹、親戚との関係構築は、若い年齢では特に難しく感じられることがあります。23歳という年齢では、相手の家族から見ると「まだ子ども」と見られがちで、一人前として扱われないこともあります。

年末年始の挨拶、お盆の帰省、冠婚葬祭への参加など、義理の家族との交流は避けて通れません。相手の家族の価値観や習慣が自分の育った環境と大きく異なる場合、戸惑いやストレスを感じることもあります。食事のマナー、言葉遣い、贈り物の選び方など、細かいルールに神経を使う場面が多くなります。

家庭内の文化の違いも、思った以上に大きなストレス源になります。掃除の頻度、洗濯の仕方、料理の味付け、お金の使い方など、それぞれの家庭で当たり前とされていたことが相手には通じないケースは頻繁に起こります。こうした違いを乗り越えるには、話し合いと妥協が必要ですが、若いうちはコミュニケーションスキルが未熟で、うまく解決できないこともあります。

結婚と転職を同時期に進める際の注意点

23歳での結婚を考える際、同時に転職も検討している方は少なくありません。現在の仕事が体力的・精神的にきつい、結婚後の生活に合わせて働き方を変えたいなど、様々な理由があります。しかし結婚と転職という二つの大きなライフイベントを同時に進めることには、慎重な判断が求められます。

転職活動は結婚前に完了させるべき理由

結婚と転職を同時に進めることは、精神的にも物理的にも大きな負担になります。結婚準備では式場選び、招待状の作成、引っ越しの手配など、やるべきことが山積みです。同時期に転職活動を行うと、企業研究、書類作成、面接対策などに時間を取られ、どちらも中途半端になるリスクがあります。

転職活動では面接の日程調整が頻繁に発生します。結婚式の準備や打ち合わせと重なった場合、スケジュール調整が困難になり、どちらかを犠牲にせざるを得ない状況に陥ります。内定を得た後も、入社日の調整、現在の職場への退職交渉など、気を使う場面が続きます。

結婚後すぐに新しい職場で働き始めると、環境への適応に時間がかかります。新しい仕事を覚える、職場の人間関係を構築する、業務の流れに慣れるなど、精神的な負荷が高い状態が続きます。同時に新婚生活のスタートという別のストレス要因が加わると、心身ともに疲弊してしまう恐れがあります。

社会人2年目での退職は転職市場で不利になる可能性

新卒で入社して2年程度で退職することは、転職市場では必ずしも有利とは言えません。企業の採用担当者は「またすぐに辞めるのではないか」「忍耐力がないのではないか」という懸念を抱く傾向があります。第二新卒として扱われる時期ではあるものの、最低でも3年は働いてから転職する方が評価されやすいのが実情です。

退職理由として「結婚のため」「体力的にきついため」といった個人的な事情を挙げると、仕事への熱意が感じられないと判断される危険性があります。採用担当者が知りたいのは、前職で何を学んだか、どんなスキルを身につけたか、転職後にどう貢献できるかという点です。2年間の経験では、アピールできる実績が少ないことが多くなります。

現在勤めている企業が上場企業などの大手であれば、そこを辞めて転職することに対して「もったいない」という評価を受けることもあります。安定した環境を手放してまで転職する理由を明確に説明できなければ、内定を得るのは難しくなります。業界や職種を変える場合は特に、経験の浅さがネックになりやすいと言えます。

新しい職場に慣れてから結婚する方が安定する

転職をする場合、新しい職場で最低でも半年から1年は働いてから結婚するのが理想的です。仕事の内容を理解し、上司や同僚との関係が構築できてから結婚準備を始める方が、精神的な余裕を持てます。

新しい職場では覚えることが多く、ミスをしないように神経を使う日々が続きます。この時期に結婚準備や新生活のストレスが加わると、仕事のパフォーマンスが低下する恐れがあります。入社して間もない時期に「結婚します」と報告することで、職場での評価が下がることも考えられます。

育休制度を利用する場合、多くの企業では入社後1年以上の勤務実績が必要とされています。転職してすぐに妊娠・出産となると、育休手当を受け取れない、復職が難しくなるなどの問題が生じます。子どもを持つ予定がある場合は、転職のタイミングを慎重に検討する必要があります。

23歳での結婚に向いている人と向いていない人

23歳で結婚することが良い選択になるかどうかは、個人の成熟度や環境によって大きく変わります。年齢だけでなく、精神的な準備ができているか、経済的な見通しが立っているかなど、総合的に判断することが重要です。

自分の決断に責任を持てる精神的な成熟度が必要

結婚生活では予期せぬ困難に直面することが多々あります。経済的な問題、健康上のトラブル、家族関係の悩みなど、様々な課題が発生したときに、自分の選択を後悔せずに乗り越えていく覚悟が求められます。

23歳で結婚した場合、将来「もっと遊べばよかった」「キャリアを優先すべきだった」と後悔する瞬間が訪れるかもしれません。そのときに「自分で決めたことだから」と前向きに受け止められる精神的な強さが必要です。他人のせいにする、配偶者を責めるといった態度では、結婚生活は長続きしません。

困難な状況に陥ったときに、話し合いで解決策を見つける、お互いに譲歩する、協力して乗り越えるという姿勢を持てるかどうかが重要です。若いからこそ柔軟性があるという側面もありますが、反対に感情的になりやすい、短絡的な判断をしてしまうというリスクもあります。冷静に物事を考え、長期的な視点を持てる人が、若い年齢での結婚に向いていると言えます。

周囲の目を気にしすぎる場合は時期尚早かもしれない

「23歳で結婚することを周囲がどう思うか」を過度に気にしている場合、まだ結婚の準備ができていないサインかもしれません。結婚は自分と相手の幸せのためにするものであり、他人の評価を得るためではありません。

友人や同僚の反応を気にして決断できない、親や親戚の意見に左右される、SNSでの見栄を優先してしまうといった傾向がある場合、自分の価値観が確立されていない状態です。こうした状態で結婚すると、後から「やっぱり違った」と感じる可能性が高くなります。

周囲の意見を参考にすることは大切ですが、最終的には自分の気持ちを信じて決断することが必要です。「この人と一緒にいたい」「困難があっても二人で乗り越えられる」という確信があれば、周囲の評価は気にならなくなります。逆にその確信が持てない段階では、結婚を少し先延ばしにして、自分の気持ちを整理する時間を取った方が良いでしょう。

将来の人生設計が明確になっている人に適している

23歳で結婚するのに向いているのは、将来のビジョンが明確な人です。何歳までに子どもを何人持ちたい、どんな住居に住みたい、老後はどう過ごしたいなど、具体的な計画を立てられる人は、若い年齢での結婚でも成功しやすい傾向があります。

キャリアプランについても、結婚後の働き方をイメージできていることが重要です。出産後も働き続けるのか、一時的に専業主婦になるのか、在宅勤務やパートタイムに切り替えるのかなど、選択肢を考えておく必要があります。配偶者とこれらの点について話し合い、互いの価値観を理解している状態が理想的です。

お金の管理についても、計画性を持って取り組める人が向いています。月々の収支を把握する、貯金目標を設定する、無駄な支出を見直すなど、堅実な金銭感覚を持っていれば、収入が少ない時期でも安定した生活を送れます。反対に、計画性がなく衝動的にお金を使ってしまう人は、若い年齢での結婚では苦労する場面が多くなります。

結婚のタイミングを見極めるポイント

23歳で結婚するか、もう少し待つかを決める際には、いくつかの判断基準があります。焦って決断する必要はありませんが、適切なタイミングを逃さないことも大切です。

プロポーズを受けたタイミングを逃さない重要性

真剣に将来を考えている相手からプロポーズを受けたとき、それは結婚の好機と言えます。「まだ早い」と先延ばしにすることで、相手の気持ちが冷めてしまう、別の問題が発生して関係が悪化するといったリスクがあります。

プロポーズというのは、相手があなたとの結婚を真剣に考え、決意を固めたタイミングです。このチャンスを逃すと、次にいつ結婚の話が出るかわかりません。特に男性の場合、一度断られると結婚への意欲が下がってしまうこともあります。数年後に改めて結婚を考えたときには、すでに関係が変わっていたというケースも珍しくありません。

年齢や収入、仕事の状況など、完璧な条件が揃うのを待っていると、いつまでも結婚できない恐れがあります。ある程度の不安要素があっても、相手への信頼があり、二人で乗り越えていく覚悟があれば、結婚に踏み切る価値はあります。タイミングというのは後から作れるものではないため、訪れたチャンスを大切にすることが重要です。

2年程度延期して25歳前後で結婚する選択肢

どうしても23歳での結婚に不安がある場合、2年程度延期して25歳前後で結婚するのも現実的な選択肢です。この期間があれば、転職を済ませて新しい職場に慣れる、貯金を増やして経済的な余裕を作る、結婚生活についてじっくり考えるといったことが可能になります。

社会人として4年から5年の経験を積むことで、仕事のスキルも上がり、収入も増えてきます。昇給やボーナスの増額により、手取りが月に数万円増えるだけでも、生活の余裕は大きく変わります。この期間に100万円から200万円の貯金を追加できれば、結婚後の経済的な不安も軽減されます。

ただし延期することにもリスクがあることは理解しておく必要があります。2年という期間は意外と長く、その間に環境が変わる、気持ちが変わる、相手との関係が悪化するといった可能性もゼロではありません。延期するなら、その理由を相手にしっかり説明し、納得してもらうことが不可欠です。

子供を持つ計画が数年後なら結婚も延期できる

結婚後すぐに子どもを持つ予定がない場合、結婚のタイミングを数年後にずらすことも検討できます。子育てを若いうちに始めることが23歳で結婚する大きなメリットですが、数年働いてから出産したいという考えなら、結婚自体を先延ばしにしても大きな問題はありません。

20代後半での出産であれば、体力的にもまだ十分対応可能です。医学的にも20代であれば妊娠・出産のリスクは低く、高齢出産に分類される35歳までには時間の余裕があります。結婚を2年から3年遅らせても、子どもを持つタイミングに大きな影響はないと言えます。

ただし子どもを複数人欲しい場合は、早めのスタートが有利です。1人目を30歳で産むと、2人目は32歳から33歳、3人目は35歳前後になる計算です。年齢が上がるほど妊娠しにくくなる、体力的に厳しくなるといった問題が出てくるため、家族計画を含めて総合的に判断する必要があります。

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